2008年02月19日

MicrosoftがYahoo!にオファーし、Yahoo!は拒否

このゲームは「Webトラフィックをどうマネタイズするか」でした。
様々な手法が試みられたものの、玉石混交のトラフィックを最も効率的にお金に変えたのは結局「広告」でした。
とにかく"Web2.0に準拠"したサービスをたくさん立ち上げ、誰でもいいからクリックさせ、単価の低い報酬をひたすらかき集めるゲーム。
そのゲームが終わりを迎えようとしています。

Microsoft Proposes Acquisition of Yahoo! for $31 per Share:

勝者はGoogleで決まり。
今後Microsoftは勝つまでとにかく何でもやる。
その他はニッチへと向かうでしょう。

日本企業の撤退

Web2.0というキーワードは様々なオンラインサービスを出現させました。
SNS、ソーシャルブックマーク、ブログ、XX検索...。
ヒットしたサービスはGoogle、Yahoo!、Microsoftの何れかへ。
ヒットできなかったものは退場していきました。
実際、このタイミングで日本企業も次々と"撤退"の発表を行っています。
残念ですが、インターネットの世界はWiner takes allです。

Saaf ID サービス終了のお知らせ

サイバーエージェント、アメブロPC版にも「Googleアドセンス」を導入

近藤の帰国、そして、はてな本社の京都移転


Web2.0と寡占化の歴史

最もよくまとまっているのが以下の記事。

【解説】Google,MS,Yahoo!のWeb企業買収レース,ついに最終コーナーへ:ITpro

2000年に起きたドット・コム・バブル崩壊後に,一時は途絶えたかに見えたネット・ベンチャーの起業は,2004年を境に急増した。それらベンチャー企業を支えていたのは,ドット・コム・バブル期のようなIPO(株式公開)ではなく,低コストで使える「コンピュータ・クラウド」と,ユーザーが生み出す「データ」,そしてこれらを収入に変える「オンライン広告」であった。
3つのポイントを抑えた企業がGoogleです。

SaaS

ピープルソフトの買収が決まった時点で終わったソフトウェアのゲームは、「保守料金」という最も美味しい契約を取るために、インプリするパートナーを増やし、初期費用を高く見せるゲームでした。初期費用を高く見せることで、保守料金の美味しさは隠蔽されます。
その「保守料金」に目を付けたのがSaaSです。
インターネット上で、広告モデルではなく会費制のモデルを実現するには格好の標的でした。
初期費用を捨て、保守料金のみを取りに行く。
しかし法人市場といえどもインターネット上のゲーム。Winer takes allの法則からは逃れられません。

勝利への最大のポイントは「規模の経済」
これを早期に実現しないと買収もしてもらえません。
GoogleとMicrosoftの戦いは、今後携帯を主戦場とし、その後法人へと移るでしょう。
その時までに何人のユーザを獲得できるか。
残された時間はあと2年とみます。

これからSaaSをやるのであれば、まだSaaSのプレーヤーが少ないERPか、ニッチマーケットでNo.1を取り、買収を狙った戦略を立てないと苦しいのではないでしょうか。
SaaS化のプランの中で、一番とっつきやすいSFA市場はもう決着がついています。

Magic Quadrant for Sales Force Automation, 2007

Magic Quadrant for Sales Force Automation, 2007





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